雑貨店の終わり

【参考】夫婦念願の雑貨店(4)|会社設立LEO

雑貨店の経営

夫婦念願の雑貨ショップをついにオープン。
あるショッピングセンターのテナントとして17坪の雑貨店の開店です。
完全独立は不安だったので私はサラリーマンを続けました。
妻が代表としてお店を切り盛りしました。

 

オープン当初は本当によく売れました。
この勢いなら早めに借入を完済できそうです。
会社設立をして、多店舗展開も夢ではないぞ、と思っていました。

 

順調だったショップ経営もオープン2年後にあるうわさが流れてきました。
東の1キロ先に巨大ホームセンターができるとの事。
そして、西へ2キロ行ったところに、ここの2倍の広さのショッピングセンターができるらしいのです。

 

商品構成を見直して、その日の為の対策をいろいろしました。
しかし、私の店の前年比は50パーセントを切りました。
それも、6か月連続で50パーセントを切りました。

 

資金繰りが一挙に悪くなってきました。
仕入れの支払いがきつくなってきました。
銀行からの借り入れはできませんでした。

 

仕入れの支払いが遅れると商品が入らなくなります。
そうなると、売り上げの回復は不可能になります。

 

消費者金融からお金も借りました。
短期で返せば、金利負担も何とかなります。

 

しばらくは売上は少し回復しました。
それでも前年比は80パーセント台でした。
なかなか それ以上の回復ができませんでした。
消費者金融からの借り入れも少しずつ、増えてきました。

 

妻も疲れ切っていました。
そろそろ、決断しなければなりません。

 

ある日、お店の帰りに妻とラーメン屋さんに入りました。
ビールも1本頼みました。
私はビールを飲み干した後、妻に言いました。
「お店、やめようか。」
しばらくの沈黙の後、妻がたった一言、答えました。
「うん、いいよ。」
外は雨が降っていたのを今でも覚えています。

 

目次へ


ホーム RSS購読