【参考】スポーツショップの独立経営をしたい兄(2) | 会社設立LEO

スポーツショップを開店したい兄

ところで、兄は小さな頃からスポーツ万能で(頭のほうはさっぱり……)、高校大学とずっと野球をして、今でも当時の仲間と草野球なんぞを主催しています。

 

高校時代から地元の小さなスポーツショップでバイトしていて、その後、結局、中堅どころの某スポーツメーカーに就職しました。

 

経歴だけ見ると、まるきり、なんらかの会社の設立などと結びつきがあるようには思えないわけなんですが……。

 

「仕事をやめて、会社をやりたい」とか言い出した兄をわが家に呼んで聞いてみたところの話は、こんな具合でした。

 

ひさしぶりに地元の飲み会で高校時代のバイト先(スポーツショップ)の店長と飲んだ。
店長というのはもうけっこうな高齢で、店は夏前には閉店するらしい。でも、愛着のある店だし、小さいなりに地元に密着していて、少年野球チームのユニフォームや、草サッカーチームなんかとのつきあいもあるし、もったいない感じもする……。

 

そこから話がどう転んだかは省略しますが、結局、兄は、現在もスポーツメーカー勤務でいろいろと伝手もあれば、卸に関わる仕事内容も把握している、閉店するショップ店長もお客を引き継いでくれるなら協力する、

 

「だったら、俺、仕事やめて、地元に小さなスポーツショップを開きたいと思ってさ!」

 

と言うのです。

 

閉店するショップは店長が土地ごと売ってしまうらしいので引き継ぐことはできないが、長く地元の商店や町会とつきあいのある店長が空き店舗を捜したりするのは手伝ってくれるから問題ないとのことでした。

 

なるほど、聞いているだけでは、「会社の設立も運営もうまくいきそうじゃないの」と思ったのです。

 

そもそも、大きな会社で歯車的な仕事をするよりも、熱血漢で仲間意識の強い兄は、小さくても自分の城で、しかも地元で子どもたちやスポーツサークルに自分も参加するようなローカルな仕事があっている、とは、これも私の夫も同じ意見でした。

 

「それで、お前に頼みがある」

 

と、兄は私に向かって言いました。

 

「よくわからんが、会社を作る、会社設立ってのは、いろんな細かい事務手続きがあるみたいなんだよ。それ、お前がやってくれんか」

 

……やってくれんか、と言われ、私が「ああ、いいよ」と気軽に答えたのは、まったく、私の無知からくる、浅はかな答えだったのでした。昔いた会社でよく頼まれたような、「どこどこ行って、書類もらってきて」「それをコピーして」お遣い程度の事を考えていたのですが……。

 

 

 

 

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