【参考】ソフトウェア会社の設立に悩み(1) | 会社設立LEO

どちらを選ぶか

兄が奥さんと一緒にソフトウェアの会社を設立しようと、私たち夫婦に相談してきたのは1年前のことでした。もともと奥さんの実家はお父さんの代一代で従業員80人余りを抱える中規模なソフトウェアの会社を経営していました。社長を務めていたお父さんはもう高齢になり、相談役という職へ退いた後、あまり歳の変わらない昔から番頭のような立場で一緒にやってきた同僚を社長に据えて経営を取り仕切ってきました。

 

その後、その番頭社長もそろそろ引退ということになり、後任を探していたのですが、娘にあたる義姉はまだ40歳そこそこで若く経験も未熟で、数年前から社長候補の修行中ということで頑張っていたのですがいかんせん人間的に社長の器ではないと薄々周りは気づいていました。ただ、娘だからと言ってそのまま社長に成り上がったのでは社員の士気に影響がでるために能力もないのに昇格できませんし、ここ数年、社長になってからの重圧に心身ともにつぶされそうになって本当にまずい状況のようです。

 

とうとう、本格的に権力移譲の時期が近づいてきたのですが、その状況は変わらず、相変わらずお姉さんには不安の影がちらついていました。そこで泣きついたのが兄です。兄は外資系の金融機関でバリバリと働いている心身ともに強靭な男性で、色々な会社を渡り歩いてきた一匹狼系です。夫である兄に会社を辞めて一緒に一から会社を作り直そうと義理の姉は持ちかけたのです。

 

兄とすれば奥さんの支えに少しでもなりたい、家族であるし困ったときは支えるのが当然と思っているようでした。しかし、現在勤務している外資系企業は今時点で4年のキャリアを積んでいて波に乗っている状態でした。このまま契約が終わらなければ今後ますます出世の可能性も広がるはずです。男としてどちらをとるかで非常に悩んでいるようでした。

 

 

 

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