我が家を利用してカフェ

【参考】趣味が転じて | 会社設立LEO

カフェを開く! ママ奮闘記

趣味でやっていた、お料理教室。
はじめはママ友とかに頼まれてやっていたんですが、そのうち子どもも大きくなって手が離れてきたとき、私の夢はいきなり広がりはじめたんですよね。

 

それまで、確かに仲間うち、みたいな輪の中でですけど、「身近な材料で作りやすい」とか「リーズナブルなのに豪華に見える」とか、けっこう評判よかったんですよ、私のレシピ。

 

教室といっても、ほとんど実費プラスアルファみたいな感じで、曜日とかも決まって定期的にやっていたわけじゃないんですけど。
本当は教えるというより、自分の好きなメニューで、ランチ営業だけでもいいから、わが家を少しリフォームして、小さな店を開きたいって、ずっと思ってたんです。

 

下の子が中学を入ったのを機に、俄然、やる気が出てきちゃって。「よし、わが家カフェを開こう!」って、ね。

 

でも、ちょっと調べただけで愕然としました。

 

料理に関わる事なら、保健衛生の問題もあるし、私は料理をサービスする側の経験としては、大学時代のファミレスのアルバイトぐらいしかない……。いくら自宅を使うといったって、客を招く以上はそれなりに改装しなくちゃならないし、もちろん、夫とも相談しなくてはならない。

 

夫は、半信半疑というか、「会社を設立するってどれほど大変かわかってるの」「君ひとりでやれるんだったらいいけど」「資金の調達とか、できるんだったらいいけど」という微妙なスタンスでしたね。

 

それから、実際に「昼間だけのわが家カフェ」を開店するまでに、3年かかりました。
そのうちの2年は、必死に流行っているカフェや、フレンチのビストロなんかを掛け持ちでアルバイトしてサービスも学びながら、最低限の資金を貯めました。今思うと、このとき体力的には大変だったけど、ある意味、夢が広がって、楽しかった(笑)

 

残り1年は、その貯めた貯金通帳を夫に見せて「本気度」を認めさせて、カフェの開業にむけて具体的に動きだしました。

 

この1年が一番、苦しかったですね。
特にお料理そのもの、カフェそのものとは関係のない、事務的な手続きとか、役所関係の認定とか、銀行との付き合いとか。
もともと、家計の管理も夫に任せっぱなしで、まして、会社設立・会社経営となると、経理関係のことはからきし、わからなくて。

 

でも、お金の流れをきちんと把握できないと経営じたい難しいし、たとえ小さな店であろうと、会社として設立し、登録する以上は、さまざまな法的な手続きをきちんとこなさないとならない。

 

レシピやメニューのことで悩むのは、楽しいひとときなんですけど……会社設立のためにこなさなくてはならない山ほどの書類の山には、本当にうんざりしました。
時間ばかりかかって、わからないことも多くて。

 

それでも、今、無事、カフェを開店してみると、あの苦労も報われるというものです。
ランチタイム営業だけの、利益をアテにできるような店ではないんですけれどね。なんとか赤字にならないようにだけ気をつけてます。

 

お昼を食べおわったお客さまにコーヒーの一杯を出す。そのとき、「おいしかった」と言ってくださる。
最後のお客さまを見送ったあと、改築したキッチンのスツールに座って、私もコーヒーをいれて飲む。その瞬間、がんばって、店をやってみてよかったなと、思います。

 

妻として、母親としてだけではない、新しい「私」を、店を開業することで、見つけることができました。

 

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