引っ込み思案な息子の新たなる挑戦

【参考】地味な息子が(1) | 会社設立LEO

息子の挑戦

息子が会社設立を考えているらしい、と、夫から聞かされたとき、ちょっと驚きました。

 

私の息子は、引きこもりというほどではないんですが、正直に言うと、不登校だった時期もあり、就職にもずいぶんと苦労して、ようやく地元の小さなパン屋に働き口をみつけました。

 

 

母親としては、有名大学とまでは言わなくても、そこそこの大学でて、堅実なサラリーマンか公務員になってもらうのが夢というか、願っていたことなんですが……。
いろいろ、育てている最中に苦労したので、とにかく、手に職をつけて働いてくれるようになっただけでもありがたい、あとは地道に暮らして、優しいお嫁さんでももらうことができたら、と、そう思っていたところでした。

 

 

あまり人付き合いのない、職人的な作業であるパン屋さんの仕事は、息子はかなり気に入っている様子でしたが、どうやら、ありがたいことに、パン屋の店長さんも職人さんも息子を可愛がってくれたようです。
それで、店長さんから、「そろそろ独立を考えてみたらどうだ?」とすすめられたみたいなんです。

 

パン屋さんといってもチェーン店とかではなく、地元の商店街で古くからやっている老舗の小さな店ですから、暖簾分けというか、そういう形ではなく、同じ商店街ではもちろん問題はあるけれど、他の場所で店を開くなら、いろいろ相談にのってくれるということでした。
私達は名古屋に住んでおり、息子もお世話になっているこの地域周辺にお店を開き、ゆくゆくはチェーンを開くため会社設立したいようです。

 

私の夫は、大賛成です。
「いろいろあったけど、あいつも自分の城を持つってことだぞ。
会社設立するなんて、そうめったとないチャンスじゃないか」
こう言うんです。

 

一人息子ですから、私たちも少しは息子のために貯めたお金もある。
息子も、地道といえば聞こえはいいですけど、仕事以外は家にいてインターネットでゲームするぐらいが趣味の、地味な性格ですから、働いて得たお金はほとんど使わず、結果的にそこそこの貯金はできていたようです。

 

夫は定年をすぎて、一年雇用で継続して働いてはおりましたが、給料のためというより、生き甲斐というか、他にすることがなくなるのが嫌だったというのが本音だと思います。
ですから、夫は、とても乗り気で、いつのまにか、息子のパン屋さん、というより、家族でパン屋さんをやろう、ということになってしまっていました。

 

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